。ブラウザゲーム「」はアラブ圏でも大きな人気があり,全世界のTravianプレイヤーの27%がアラブ諸国で占められているというデータもある。 実際,例えばサウジアラビアではいわゆる「オンラインゲーム廃人」の比率が非常に高く,サウジの“平均的な”オンラインゲームプレイヤーは週5日,1日5時間近くログインしているという。平均でこれなのだから,廃人は推して知るべしというところであろうか。 コンシューマゲームもスポーツ,レース,アクションを中心に人気はあるが,rmt,PlayStation 3以外のハード?ソフトでは海賊版が横行しており,収益化には大きな問題があるという。現地の新聞によれば,流通するコンシューマゲーム300万本のうち1万本しか正規版がない,という数字も(信憑性はともかく)提示されている。 いずれにしても,あらゆるゲームジャンルにおいてアラビア語のゲームが供給不足となっているのが,アラブ諸国のゲーム市場における大きな問題である。 テストマーケティングの場としてのサウジ 続いて,国別の特徴が概説された。 ?サウジアラビア アラブ最大のゲーム市場であり,またアラブ諸国のゲーム市場に参入するにあたってのテストマーケティングに最適の国といわれる。というのも,サウジアラビアはアラブ諸国のなかで最も保守的なイスラム教国であるため,文化的な規制が強い逆に言えば,「サウジアラビアでOKならほかの地域では基本的にOK」ということで,これがテストマーケティングに最適とされるゆえんである。 このように非常に保守的な文化政策を採る一方で,2005年からスタートした留学援助プログラムによってすでに約10万人の若者が欧米の大学に留学,欧米式のライフスタイルや文化を身につけている。 ゲーム市場の中心となるのは10?20代の男性で,コーヒーショップ(ネットカフェとは異なり,文字どおりのコーヒーショップ)に複数人が集まり,コンシューマゲームやオンラインゲームがプレイされている。なお,ドラクエ10 RMT,女性はゲーム市場においては現在あまり中心的ではないが,「今後ソーシャルゲームがもっと普及すれば,変化が起こりうる」と佐藤氏は指摘する。 ?アラブ首長国連邦 アラブ諸国では2番目に大きなゲーム市場で,モバイルゲームやスマートフォンゲームの市場として有力。コンシューマゲーム市場も育っている。 一人あたりのGDPが4万8880ドルと非常に高く,先に説明があったように携帯電話やスマートフォンの普及率は世界最高
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