5月13日?14日にかけて,韓国?済州島で行われたカンファレンス“HANGAME EX 2011”で,オンライン対戦格闘RPG「」が発表された。会期中はカンファレンスのほかにQ&Aセッションが別途行われたので,それらの内容をまとめて紹介していこう。 ファイターズクラブの開発を行う韓国KOGは,11年前からオンライン対応のアクションゲームにひたすら拘り続けてきたデベロッパである。日本のゲームファンなら,カバル RMT,「エルソード」の開発元だと聞けばピンと来る人も多いと思うが,それ以外のタイトルすべてがオンラインアクションゲームなのだ。 KOG代表のイ?ジョンウォン氏は,長い開発者人生を振り返り,アクションゲームの頂点に位置するジャンルは“格闘”だと語る。格闘ゲームは,普遍的なゲームジャンルで,プレイヤーからのニーズも常にあるものの,いざ開発するとなると一筋縄ではいかないのだという。 なにしろ格闘ゲームには,“バーチャファイター”や“鉄拳”などといった金字塔があり,たとえオンラインゲームといえども,自然とあのクオリティを求められてしまうからだ。 イ氏はそれらのタイトルをリスペクトしており,それと同時に,オンラインアクションに長年携わりながらも,オンライン格闘というジャンルが開発できないことに,もどかしさを感じていたようだ。 そういった中,いくつものタイトルを手がけ,「今ならいける!」と確信して作られたのが,このファイターズクラブである,アイオン RMT。 簡単操作かつ奥深い戦術が楽しめることで,幅広いゲーマー層にアピール ファイターズクラブは,アクションゲームとしてのベース部分をしっかり作り込んだうえで,“オートターゲッティング”での遊びやすさや,“カスタムコンボ”による奥深い戦術などを盛り込み,幅広いゲーマーにアピールできる内容となっている。それでいて,RPG要素が含まれているのが大きな特徴だ。 アクション部分から見ていくと,本作はリアルさだけでなく,それ以上に“魅せる”ことを重視している。モーションキャプチャーを行う際は,格闘家ではなくアクション俳優を起用し,例えば映画「マトリックス」などのような,オーバーアクションにも通じる現代風のバトルを心がけているという。 プレイヤーが選べるクラスに関しては,ボクシング,レスリング,テコンドーなどといった素手での格闘に加え,剣道をはじめとした武器を使うタイプもカバー。NPCの武器を奪って戦ったり,地面の砂を相手に吹っかけたり,壁を利用した三角蹴りを行ったり,缶を投げつけたりと,ステージ内のオブジェクトを巧みに利用したアクションが可能だ
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